2009年9月30日水曜日

恐竜から鳥ではなく、鳥から恐竜へ(その4)

 ナショナルジオグラフィックによると「ティラノサウ
ルス・レックス(T・レックス)のアゴの骨に開いてい
るいくつも穴は古代のトリコモナスという寄生虫に
感染してできた穴なのではないか」とする説が出て
きた。

 トリコモナスは、現生する鳥のノドやクチバシに寄
生する単細胞原生生物で、鳥類がトリコモナスに
感染した場合、悪化するとクチバシや上部消化管
が炎症を起こし、採餌だけでなく呼吸まで非常に困
難になる。そうなると鳥の体は感染組織付近の血
管を収縮し、血流を止めて炎症を抑えようとするが、
この免疫反応が長引くと副作用が生じ骨に穴が開
くことがある。
 
 アメリカにあるウィスコンシン大学マディソン校の
古生物学者イワン・ウルフ氏によると「今回の発見
は、恐竜から鳥類への進化上のつながりをさらに
強化する新たな証拠となるものだ。なぜなら、寄生
虫は宿主とともに進化する傾向があるからだ。ティ
ラノサウルス科は鳥類の祖先と目されている獣脚
類の仲間であるため、それらの恐竜を宿主として
いた寄生虫が現生の鳥に寄生するようになったと
しても不思議はない」

 トリコモナスのような鳥の寄生虫がどこから来た
のか?

 海や水辺にいて魚のような生き物にも寄生する
としたら鳥から恐竜への進化が証明されるかもし
れない。
 
 T・レックスが鳥に進化(?)することはないから
鳥を食べたか鳥を食べた恐竜から寄生したとも考
えられる。

無敵のT・レックスは寄生虫に負けた?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090930-00000000-natiogeo-int

0 件のコメント:

コメントを投稿

公開ボタンを押しても承認しないので公開されません。